抹茶の点て方:ステップ・バイ・ステップ
監修:株式会社 脇本常香園(宇治茶製造卸・京都)
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こんにちは、ICHIZENです。抹茶を自分で点ててみたいけれど、「粉の量は?」「お湯は熱すぎない?」と迷うことがありますよね。
基本は、抹茶をふるい、少なめのお湯でよくなじませ、茶筅で手早く空気を含ませること。順番さえ覚えれば、初めての方でも味わいが整いやすくなります。
まず用意するものは?
難しい道具をすべて揃える必要はありません。まずは茶碗、茶筅、茶杓または小さなスプーン、茶こしがあれば十分です。
- 抹茶:1.5〜2g(茶杓なら約2杓)
- お湯:60〜70ml
- 湯温:70〜80℃ほど
しばらく使っていない茶筅は、乾いた穂先が折れないよう、使う前に20分ほど水につけておきます。
抹茶は湿気や光に弱い粉末です。使う直前に出し、使ったらすぐ密閉して冷暗所、または冷蔵庫で保管してください。冷蔵庫から出した直後は結露しやすいので、少し室温になじませてから開けると安心です。
抹茶の点て方を順番に見ていきましょう
1. 抹茶をふるいます
茶碗に抹茶を入れる前に、茶こしで一度ふるいます。ここを省くと、だまが残りやすく、口あたりにも影響します。
はじめての方ほど、このひと手間で仕上がりの差を感じるかもしれません。
2. お湯を少し注ぎ、なじませます
まずは5〜6mlほどの冷ました湯を注ぎ、茶筅の先で約30秒練ります。なめらかなペーストにしてから残りのお湯を加えると、だまを抑えやすく、うま味を引き出しながら苦渋味を強く出しにくくなります。
熱湯をそのまま使うと、渋みや苦みを強く感じることがあります。沸かしたお湯を別の器に移し、少し冷ましてから使ってみてください。
3. 茶筅を前後に細かく動かします
茶筅は親指と人差し指、中指で柄を支え、円を描くより手首のスナップで前後に細かく動かします。茶碗の底を強くこすらず、15〜30秒を目安に空気を含ませます。
泡を立てたい場合は、最後に茶筅を少し浮かせて、表面近くを軽く整えます。泡が少なくても、香りと味がきれいに出ていれば失敗ではありません。
味が決まりにくいときの見直し方
「薄い」と感じるときは、抹茶を0.5gほど増やすか、お湯を少し減らします。「濃い」「苦い」と感じるときは、お湯を10mlほど増やす、または湯温を少し下げてみてください。
抹茶そのものの個性も、仕上がりに大きく関わります。ICHIZENの京都・宇治の抹茶は、京都府井手町で4代続く茶問屋・脇本常香園が選び、仕上げています。気になる方は、抹茶の一覧から用途に合うものを選んでみてください。
ラテにする場合はどう点てる?
抹茶ラテに使うときは、抹茶2gに対してお湯は20〜30mlほどで、濃いめに溶きます。そこへ温めたミルクや冷たいミルクを注ぐと、味がぼやけにくくなります。
甘みを加えるなら、最初は少量で十分です。抹茶の香りを確認しながら、あなたの飲みやすい濃さに近づけてみてください。
一服を整える小さな習慣
抹茶の点て方は、特別な作法だけのものではありません。分量、湯温、ふるうこと、茶筅の動かし方。この4つを意識するだけで、味わいは落ち着きます。
まずは一度、同じ分量で点ててみてください。次の一服で少しだけ変えると、あなたに合う抹茶の表情が見つかっていきます。
よくある質問
抹茶を点てるとき茶筅がない場合はどうすればいいですか?
茶筅がない場合は、小さな泡立て器やミルクフォーマーでも代用できます。ただし泡の細かさや口あたりは茶筅と異なるため、まずはだまを残さず溶くことを意識してください。
抹茶は何度のお湯で点てるのがよいですか?
目安は70〜80℃ほどです。熱湯を使うと渋みや苦みを強く感じることがあるため、沸騰後に別の器へ移して少し冷ましてから使うと整いやすくなります。
抹茶がだまになる原因は何ですか?
主な原因は、粉をふるわないことと、お湯を一度に多く注ぐことです。茶こしでふるい、5〜6mlほどの冷ました湯で先にペースト状にすると、なめらかに点てやすくなります。
抹茶1杯に使う粉の量はどれくらいですか?
薄茶なら1.5〜2gが一般的な目安です。茶杓では約2杓ほど。濃く感じる場合はお湯を少し増やし、薄い場合は抹茶を0.5gほど足して調整できます。
参考文献
- 桑原秀樹『増補改訂 宇治抹茶問屋4代目が教える お抹茶のすべて』誠文堂新光社、2019年、p.125–129
Column
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