キッチンカーで抹茶ラテを出すには?メニュー・道具・開業前の準備
監修:株式会社 脇本常香園(宇治茶製造卸・京都)
Share
こんにちは、ICHIZENです。イベントやマルシェで見かける抹茶ラテのキッチンカー。「お店を構える前に、キッチンカーから始めてみたい」と考える方も多いのではないでしょうか。
キッチンカーは、限られたスペースと設備で一杯ずつお出しする営業の形です。この記事では、抹茶ラテのキッチンカーを始めるときに考えたいメニュー、道具、準備を順番に整理しました。
キッチンカーで抹茶ラテを出す魅力は何ですか?
キッチンカーは、出店する場所や日を選びながら、お客さまの反応を確かめられるのが魅力です。お店を構える前のテスト販売として始める方もいます。
一方で、車内のスペース、水やお湯の量、電源には限りがあります。そのため、短い時間で、誰がつくっても同じ味になる手順を決めておくことが大切です。
メニューは、どう絞ればよいですか?
最初は、看板にしたい抹茶ラテを中心に、ホットとアイス、甘さの有無など、少ない種類から始めるのがおすすめです。メニューが少ないほど、仕込みも在庫も管理しやすくなります。
ICHIZENの標準レシピは、抹茶2.5gに70〜80℃のお湯20〜30ml、ミルク150〜180mlです。基準となる分量を決めておくと、混雑する時間でも味をそろえやすくなります。
限られたスペースで、どの道具を使いますか?
抹茶は水やミルクに溶ける粉ではなく、細かい粒を均一に散らす必要があります。冷たいミルクに直接入れるとダマになりやすいので、少量のお湯でしっかり混ぜてからミルクと合わせましょう。
- 抹茶シェイカー:抹茶と少量のお湯を入れて振るだけで、仕上がりが安定しやすい方法です。テイクアウトにも向いています。
- 茶筅:点てる所作も見せたい場合に。一杯ずつの提供に向いています。
- 計量の道具:スプーンやはかりで、抹茶の量をそろえます。
シェイカーを使うときは熱湯を避け、容器の耐熱性や密閉の具合を確認してください。道具の使い分けは、店舗で抹茶ラテを安定して出すにはでも詳しくご紹介しています。
開業前に確認しておきたい手続きは?
キッチンカーで飲みものを販売するには、保健所の営業許可と、食品衛生責任者の設置が必要です。給水・排水のタンクや手洗いの設備などの基準、許可を受けられる地域は、自治体によって異なります。
車両を買ったり改装したりする前に、営業する地域の保健所へ相談しておくと、手戻りを防げます。出店する場所についても、土地の管理者やイベントの主催者の許可が必要です。
材料の保管にも気を配りましょう
ミルクは温度の管理が欠かせません。抹茶も、開封後は湿気や光、においを避けて保管し、早めに使い切れる量を持ち込むと安心です。
小さく始めて、お客さまの声を育てましょう
抹茶ラテのキッチンカーは、メニューを絞り、手順と道具を決め、許可を確かめて、小さく始めることの積み重ねです。抹茶ビジネス全体の進め方は、抹茶ビジネスの始め方でもご紹介しています。
ICHIZENは、京都で4代続く茶問屋が抹茶ラテのために選び抜いた宇治抹茶です。お店のメニューでのお使いを考えている方は、法人・卸売のお問い合わせからご相談ください。
よくある質問
キッチンカーで抹茶ラテを販売するには、どんな許可が必要ですか?
保健所の営業許可と、食品衛生責任者の設置が必要です。給水・排水のタンクなどの設備の基準や、許可を受けられる地域は自治体によって異なるため、車両を準備する前に営業する地域の保健所へ相談してください。
キッチンカーでは、茶筅とシェイカーのどちらが向いていますか?
限られたスペースで、誰がつくっても同じ仕上がりにしたい場合は、抹茶シェイカーが使いやすい方法です。熱湯は避け、容器の耐熱性や密閉の具合を確認して使いましょう。
アイスの抹茶ラテも、同じ手順でつくれますか?
少量のお湯で抹茶をしっかり混ぜてから、冷たいミルクと氷を合わせればつくれます。抹茶を冷たいミルクに直接入れるとダマになりやすいので、先にお湯で混ぜる手順を守りましょう。
Column
関連記事
セレモニアルグレードの抹茶をまとめて買う前に:表示からわかること・わからないこと
海外の業務用抹茶でよく見る「セレモニアルグレード」という表示からわかること・わからないことと、まとめ買いのときに確かめられる情報で比べる方法をご紹介します。
続きを読む →日本から抹茶を輸入するには?サンプル・取引条件・輸送・通関の進め方
海外で日本の抹茶を輸入したい方へ。サンプル、取引条件、鮮度を考えた輸送、届け先の国の輸入ルール、到着後の保管まで、最初の注文前に準備したいことを整理しました。
続きを読む →抹茶ラテ1杯の原価はどう計算する?価格を決める前に確認したいこと
抹茶ラテ1杯の原価を、抹茶・ミルク・甘味料・容器に分けて計算する手順を、標準レシピと具体例でご紹介します。見落としやすいロスや、原価から価格を考える視点もまとめました。
続きを読む →