茶碗
茶碗(ちゃわん)は、抹茶を点ててそのまま飲むための器です。内側の広さや深さ、口径、安定感が、茶筅の動かしやすさや飲む所作に関わります。
Matcha Reference / 01
栽培、製造、味わい、点て方。抹茶を理解するための言葉を、短い定義から確かめられる辞書です。
30 語
茶碗(ちゃわん)は、抹茶を点ててそのまま飲むための器です。内側の広さや深さ、口径、安定感が、茶筅の動かしやすさや飲む所作に関わります。
茶杓(ちゃしゃく)とは、抹茶を棗などの容器から茶碗へ移すための細い匙です。抹茶を点てる前に粉をすくい、量と所作を整えるために使います。
茶筅(ちゃせん)は、抹茶と湯を混ぜ、薄茶では泡を細かく整えるための竹製の道具です。粉を均一に分散させ、口当たりを整える準備の道具です。
茶師(ちゃし)とは、茶葉の鑑定、仕上げ、合組などに携わり、用途に合わせた味づくりを判断する茶の専門家を指す文脈的な呼称です。
茶問屋とは、原料茶を見極め、仕上げ、合組、保管、流通までを担う茶の専門事業者です。抹茶では、碾茶の品質を読み取り、用途に合う味や香りへ整える役割を持ちます。
ふるうとは、点てる前に抹茶を茶こしやふるいに通し、固まった粉をほぐして湯になじみやすくする準備工程です。
湯温とは、抹茶を点てるときに茶碗へ注ぐ湯の温度のことです。香りの立ち方、うま味と苦渋味の感じ方、泡立ち方に影響します。
点てる(たてる)とは、抹茶に湯を加え、茶筅などで粉と湯を均一に調え、飲める状態にすることです。
濃茶(こいちゃ)は、多めの抹茶を少量の湯で練るように調え、泡立てずに濃厚な口あたりと旨みを味わう飲み方です。
薄茶(うすちゃ)は、比較的少ない量の抹茶に湯を加え、茶筅で泡立てるように点てる、さらりと飲みやすい抹茶の飲み方です。
窒素充填とは、包装内の酸素を窒素で置き換え、未開封時の抹茶の色・香り・風味の変化を抑えやすくする包装方法です。
粒度とは、抹茶粉末を構成する粒子の大きさと分布を指し、口当たりや湯・水への分散性に関わる品質用語です。
覆い香は、覆下栽培した茶に現れやすい、青海苔にもたとえられる特徴香です。抹茶や玉露で、旨みや甘みの印象とともに評価されます。
渋味とは、抹茶を飲んだときに舌や口内がきゅっと引き締まるように感じる感覚で、苦味とは区別されます。
旨味(うまみ)は、抹茶に含まれるアミノ酸などに由来し、だしにも通じる、甘味や渋味とは別の基本味です。
石臼挽きとは、碾茶を石臼で粉末にする一般的・伝統的な抹茶の粉砕方法です。ICHIZENの商品製法を示す語ではなく、ICHIZENの抹茶は機械挽きで均一な超微細粉末に仕上げています。
合組(ごうぐみ)とは、複数の原料茶の香り・旨み・色などを見極め、狙う品質へ組み合わせる製茶技術です。
仕上げ加工(しあげかこう)とは、荒茶や碾茶を商品として扱いやすい品質に整えるため、選別、乾燥、火入れ、合組などを行う工程群です。
碾茶炉とは、蒸した茶葉を揉まずに乾燥させ、抹茶の原料となる碾茶をつくるための乾燥炉です。
蒸し(むし)とは、摘採した茶葉を蒸気で加熱し、酸化酵素の働きを止める製茶工程です。抹茶では、茶葉の色や香りを保ち、碾茶づくりへ進むための初期工程にあたります。
摘採(てきさい)とは、茶の芽や葉を摘み取る収穫工程です。抹茶づくりでは、栽培された茶葉を畑から収穫し、蒸し・乾燥・選別などの製茶工程へ渡す重要な段階を指します。
品種(ひんしゅ)とは、香味や栽培特性が異なる、選抜・育成された茶樹の系統です。抹茶の味や栽培適性を読む手がかりになります。
茶園(ちゃえん)とは、茶樹を栽培する畑と、その環境や栽培管理まで含めて捉える言葉です。
一番茶(いちばんちゃ)とは、その年の最初の摘採期に収穫される茶のことです。収穫時期を示す言葉であり、抹茶の等級や、ICHIZENが一番茶100%であることを意味するものではありません。
覆下栽培とは、収穫前の茶園を被覆して日光を調整し、抹茶の色合い、うま味、渋味の出方に関わる栽培方法です。
セレモニアルグレードとは、抹茶の味わいや用途を伝えるために販売上使われることが多い表現で、世界共通の公的等級ではありません。
粉末緑茶は、煎茶などの緑茶を粉末にした茶を含む総称で、碾茶を原料とする抹茶とは区別して使われる言葉です。
宇治抹茶は、宇治茶の産地・仕上げ加工に関する公的な考え方を踏まえ、京都府を中心とする周辺地域の碾茶を京都府内の茶業者が仕上げ、粉末にした抹茶を指す名称です。
碾茶(てんちゃ)は、摘み取った茶葉を蒸したあと揉まずに乾燥し、茎や葉脈などを整えて粉砕することで抹茶の原料となる葉茶です。
抹茶は、覆下栽培した茶葉を碾茶に仕上げ、葉脈などを取り除いて微粉末にした日本茶です。
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