quality

渋味

しぶみAstringency

渋味とは、抹茶を飲んだときに舌や口内がきゅっと引き締まるように感じる感覚で、苦味とは区別されます。

渋味 — Astringency

渋味(しぶみ)は、抹茶を飲んだときに舌や口内がきゅっと引き締まるように感じる感覚で、苦味とは区別されます。味そのものというより触感に近い要素で、茶の濃さ、うま味、香り、後味とのバランスで印象が変わります。

苦味との違い

苦味は主に舌で感じる味の一つで、強いと鋭く残ります。一方、渋味は口の内側が乾く、収れんするように感じる状態を指します。抹茶では両方が同時に出ることもあり、「苦い」と表現されている不快感の一部が実は渋味である場合もあります。うま味が十分にあると渋味は角が取れて、味を引き締める役割になります。

渋味は茶葉に含まれるカテキン類などに由来し、栽培条件、摘採時期、遮光の度合いによって感じ方が変わります。また、製茶後の乾燥、精製、粉砕の状態や保管によっても、舌触りを含む渋味の印象は変わります。粉が粗く粒子が不均一だと、ざらつきが渋味を強めて感じられることがあります。

点て方で変わる渋味

同じ抹茶でも、湯温が高すぎる、粉量に対して湯が少ない、だまが残る、長く置くといった条件では渋味や苦味が目立ちやすくなります。まずは茶こしでふるい、やや低めの湯温で手早く点てると、口当たりが整いやすくなります。詳しくは抹茶が苦く感じる理由も参考になります。

濃茶では、渋味は強く出ると重く感じられますが、少量なら味の輪郭になります。ラテや菓子では甘さと乳の厚みで渋味が和らぎやすいため、飲み方によって評価は変わります。購入時は「渋味がない」ことだけを基準にせず、うま味、香り、余韻との釣り合いを見ると選びやすくなります。ICHIZENの抹茶は京都・宇治の抹茶として、脇本常香園が選定・精製し、機械で超微細かつ均一な粉末に仕上げています。

← 用語集へ戻る