preparation

湯温

ゆおんWater Temperature

湯温とは、抹茶を点てるときに茶碗へ注ぐ湯の温度のことです。香りの立ち方、うま味と苦渋味の感じ方、泡立ち方に影響します。

湯温 — Water Temperature

湯温(ゆおん)とは、抹茶を点てるときに茶碗へ注ぐ湯の温度のことです。湯温は、抹茶の香りの立ち方、うま味と苦渋味の感じ方、茶筅で泡立てたときの泡の細かさに影響します。高ければ成分が出やすく香りも立ちますが、苦味や渋味が前に出ることがあります。低めでは口当たりがやわらかくなりやすい一方、粉がなじむまで少し丁寧に混ぜる必要があります。

湯温は「湯量」や「点て方」と近い言葉ですが、意味は異なります。湯量は使う水の量、点て方は茶筅の動かし方や手順を含む全体の方法です。湯温はその中の一条件で、同じ抹茶、同じ湯量でも、温度が変わると飲み口は変わります。基本の流れは抹茶の点て方でも確認できます。

準備の中での湯温

湯温は栽培や製茶で決まる項目ではなく、仕上がった抹茶を飲む直前に調整する要素です。覆い下栽培、蒸し、乾燥、選別、粉砕などは茶そのものの性質を整える工程であり、湯温はその性質をどう引き出すかに関わります。ICHIZENの抹茶は京都・宇治の茶を脇本常香園が選定・精製したもので、均一で細かな粉として扱いやすいよう機械粉砕されています。

実用上は、沸かした湯を一度茶碗や別の器に移して少し冷ますと調整しやすくなります。熱湯のまま急いで点てるより、飲みたい味に合わせて湯温を意識するほうが、同じ抹茶でも印象を確認しやすくなります。濃く感じるときは少し低め、香りをはっきり出したいときはやや高めを試すなど、無理なく比べるのがよいでしょう。

家庭では温度計がなくても、湯を移す、茶碗を温める、粉をふるうといった小さな準備で仕上がりが安定します。泡立ちにくい場合は湯温だけでなく、茶筅の状態、粉の量、湯量も合わせて見直します。詳しい手順は抹茶の点て方ガイドを参考にしてください。

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