quality
粒度
粒度とは、抹茶粉末を構成する粒子の大きさと分布を指し、口当たりや湯・水への分散性に関わる品質用語です。
粒度(りゅうど)とは、抹茶の粉末を構成する粒子の大きさと、そのばらつきのことです。粒度は、抹茶の口当たり、湯や水への分散性、点てたときのなめらかさに関係します。細かければ必ずおいしい、粗ければ必ず低品質という単純な指標ではなく、茶葉の状態、粉砕、保管、ふるいの有無と合わせて見る品質用語です。
粒度とふるいの違い
粒度は粉そのものの細かさや分布を指し、ふるいは粉の固まりをほぐし、粒をそろえるための作業や道具を指します。開封後の抹茶は湿気や静電気で小さな塊になりやすく、粒度が細かい抹茶ほどダマが目立つこともあります。点てる前にふるいにかけると、粒度を変えるのではなく、粉の通り道を整え、湯になじみやすい状態にできます。
製造と準備での見方
抹茶の粒度は、碾茶の乾燥状態、粉砕方法、粉砕後の扱いによって印象が変わります。石臼挽きは伝統的な粉砕方法を指す一般語ですが、すべての抹茶が石臼で挽かれるわけではありません。ICHIZENの抹茶は、京都・宇治の茶を脇本常香園が選定・精製し、機械粉砕により超微細で均一な粉末に整えています。
飲むときには、粉の細かさだけでなく、香り、色、苦渋味、泡立ち、後味を一緒に確かめます。過度にざらつく、湯に沈みやすい、香りが弱いなどの違和感がある場合は、保管状態や抹茶風粉末との違いも確認するとよいでしょう。見分け方の考え方は抹茶の見分け方でも整理できます。
実用上は、使う直前に必要量だけをふるい、密封して冷暗所で保管することが大切です。冷蔵保管した場合は、結露を避けるため、開封前に常温へ戻してから使います。粒度を理解すると、点てにくさの原因を粉の品質だけに決めつけず、道具、水温、保管、混ぜ方まで含めて調整しやすくなります。
