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窒素充填

ちっそじゅうてんNitrogen Flushing

窒素充填とは、包装内の酸素を窒素で置き換え、未開封時の抹茶の色・香り・風味の変化を抑えやすくする包装方法です。

窒素充填 — Nitrogen Flushing

窒素充填(ちっそじゅうてん)とは、包装内の酸素を窒素で置き換え、抹茶の色・香り・風味の変化をゆるやかにする包装方法です。酸素は茶に含まれる成分の酸化に関わるため、未開封の状態で品質を保ちやすくする目的で用いられます。

脱酸素剤との違い

近い言葉に脱酸素剤があります。脱酸素剤は袋や缶の中に小袋を入れて残った酸素を吸収する方法で、窒素充填は封入時に空気を窒素へ置き換える方法です。どちらも酸素を減らす考え方ですが、仕組みと表示される場面が異なります。窒素は茶の味を足す材料ではなく、包装内の環境を整えるための気体です。

窒素充填は栽培の技術ではなく、茶葉を碾茶に加工し、粉にした後の包装工程に関わる言葉です。ICHIZENの抹茶は京都・宇治の茶を脇本常香園が選定・精製し、機械で均一な微粉末に整えています。抹茶は粉末で空気に触れる面積が大きいため、包装時の酸素管理は品質設計の一部になります。ただし、窒素充填だけで温度、光、湿気の影響がなくなるわけではありません。

開封後の考え方

窒素充填の効果が主に働くのは未開封の間です。開封すると外気が入り、茶筌で点てる、料理に使う、計量するたびに酸素や湿気に触れます。開封後は袋や缶をしっかり閉じ、におい移りを避け、冷暗所または冷蔵庫で保管するなど、基本の扱いが大切です。

点てるときは、開封後の粉を必要量だけ取り出し、すぐに閉じると扱いやすくなります。茶筌や茶杓が湿っていると粉が固まりやすいため、道具は乾いた状態で使います。

購入時には「窒素充填」と書かれていても、味の濃さや甘みを示す等級名ではありません。鮮やかな緑色や海苔のような香りをできるだけ保つための包装上の工夫として理解するとよいでしょう。詳しい保存方法は抹茶の保存方法も参考になります。

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