cultivation

摘採

てきさいTea Plucking

摘採(てきさい)とは、茶の芽や葉を摘み取る収穫工程です。抹茶づくりでは、栽培された茶葉を畑から収穫し、蒸し・乾燥・選別などの製茶工程へ渡す重要な段階を指します。

摘採 — Tea Plucking

摘採(てきさい)とは、茶の芽や葉を摘み取る収穫工程です。抹茶づくりでは、被覆などの栽培管理を経た茶葉を、製茶へ進めるために畑から切り離す段階を指します。摘む時期、芽の伸び具合、摘み取る部位は、その後の蒸し・乾燥・選別・粉砕で扱われる原料の性質に関わります。

一番茶との違い

摘採は「作業」の名前であり、一番茶は春に最初に摘まれる茶期・茶葉を指す言葉です。つまり、一番茶にも摘採はあり、二番茶以降にも摘採はあります。摘採日が早いほど常によい、という単純な意味ではなく、品種、畑の状態、気温、芽の成熟度を見ながら判断されます。

抹茶の場合、摘採された葉は通常、揉まずに蒸して乾燥させ、茎や葉脈などを取り除いて碾茶へ整えられます。その後、用途に合わせて粉末にされます。流れ全体は抹茶ができるまでの中で、栽培と加工をつなぐ要所として理解すると分かりやすい用語です。

手摘みと機械摘み

摘採には、手で芽を選びながら摘む方法と、機械で一定の面を刈る方法があります。手摘みは選別性が高い一方で手間がかかり、機械摘みは安定した量を確保しやすい一方、刈り高さや畝の管理が品質に影響します。どちらが使われるかは茶園の目的や規模、求める原料によって異なります。

購入時に「摘採」という語を見かけたら、まず収穫の工程を示す言葉だと捉えると整理しやすくなります。味を考える際は、摘採だけでなく、被覆、蒸し、乾燥、選別、粉砕、保存までを合わせて見ることが大切です。開封後は湿気・光・熱を避け、香りが鈍らないうちに使い切ると、茶葉本来の風味を感じやすくなります。

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