cultivation
一番茶
一番茶(いちばんちゃ)とは、その年の最初の摘採期に収穫される茶のことです。収穫時期を示す言葉であり、抹茶の等級や、ICHIZENが一番茶100%であることを意味するものではありません。
一番茶(いちばんちゃ)とは、その年の最初の摘採期に収穫される茶のことです。冬を越した茶樹から伸びる新芽を摘むため、茶葉の状態を説明する栽培・収穫上の呼び名であり、抹茶そのものの等級名や味の保証ではありません。
二番茶・摘採との違い
一番茶は収穫時期を示す言葉で、二番茶、三番茶はその後の摘採期に収穫される茶を指します。近い概念に摘採がありますが、摘採は茶葉を摘み取る作業やタイミングを指し、一番茶はその作業によって得られた最初の収穫区分を表します。
抹茶では、覆い下栽培で育てた碾茶を蒸し、乾燥し、茎や葉脈を取り除いてから粉末にします。一番茶という表示は、この工程の前段階である原料葉の収穫時期に関わる情報です。粉末の細かさ、挽き方、ブレンド設計、保管状態とは別に確認すると理解しやすくなります。製造後の管理も、香りや色に影響します。
味わいの目安としては、一般に一番茶は若い芽に由来するやわらかな香りや旨みを期待されることがあります。ただし、実際の風味は品種、被覆、製茶、仕立て、保存で変わります。湯温や点て方でも印象は変わります。ICHIZENについても「一番茶100%」とは断定せず、商品ごとの説明を確認してください。
包装や商品説明では、一番茶、春摘み、初摘みなど近い表現が並ぶことがあります。これらは必ずしも同じ基準で使われるとは限らないため、産地、原料の種類、仕上げの目的と合わせて読むのが現実的です。京都・宇治の抹茶でも、収穫時期だけで品質全体を判断することはできません。
選ぶときの実用ポイント
購入時は、一番茶かどうかだけでなく、用途に合うかを見ることが大切です。薄茶、ラテ、菓子作りでは求める香り、渋み、色の出方が異なります。抹茶の種類や用途の考え方は抹茶の種類も参考になります。開封後は湿気、光、移り香を避け、早めに使い切ると風味を保ちやすくなります。
