抹茶 作り方の基本と失敗しないコツ:ダマ・苦み・泡立ちを整える
監修:株式会社 脇本常香園(宇治茶製造卸・京都)
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こんにちは、ICHIZENです。ご自宅で抹茶を点てるとき、「ダマになる」「思ったより苦い」「泡がうまく立たない」と感じたことはありませんか。
抹茶 作り方の基本は、実はとてもシンプルです。粉をふるい、熱すぎない湯を使い、茶筅を軽く動かすだけで、味わいはぐっと整いやすくなります。
まず整えたいのは、粉・湯・器の3つです
抹茶は、茶葉を細かな粉にしたものです。粉の状態、水の温度、器の温まり方で、口当たりや香りの出方が変わります。
ICHIZENの抹茶は、京都・宇治の抹茶を、脇本常香園が選定・精製しています。超微粉で粒度がそろうよう機械で製粉しているため、なめらかに点てやすいのが特徴です。
詳しい手順を写真付きで確認したい場合は、抹茶の点て方の基本ページもあわせて見てみてください。ここでは、失敗しやすいポイントにしぼってお話しします。
ダマを防ぐには、点てる前のひと手間が大切です
ダマの多くは、抹茶の粉が湿気を含んで固まることで起こります。品質が悪いというより、細かな粉だからこそ起こりやすい現象です。
茶こしでふるう
茶碗に入れる前に、抹茶を茶こしで軽くふるってみてください。小さな固まりがほどけ、湯となじみやすくなります。
ふるう代わりに、少量の常温の水で先に練ってダマをほどく方法もあります。粉が均一なペーストになってから残りの湯を加えると、底に固まりが残りにくくなります。
1杯分の目安は、抹茶約2g、湯は約60〜70mlです。濃く感じる場合は粉を減らすより、湯を少し足して調整すると味の輪郭が崩れにくくなります。
苦みが強いときは、湯温を見直してみましょう
抹茶が苦く感じるとき、よくある原因は湯が熱すぎることです。沸騰したての湯をそのまま注ぐと、渋みや苦みが前に出やすくなります。
目安は70〜80℃ほど。温度計がない場合は、沸かした湯を別の器に一度移してから使うと、自然に少し温度が下がります。
また、粉の量が多すぎる場合も味が重くなります。はじめての方は、まず薄茶として軽めに点てると、香りや甘みを感じやすいですよ。
泡立ちは、力よりも動きの軽さです
泡を立てようとして強く押しつけると、茶筅の先がつぶれ、かえって細かな泡ができにくくなります。茶碗の底をこすらず、手首を使って前後に細かく動かします。
- 普段使う茶筅は水で湿らせ、長く使っていない乾いた茶筅は20分ほど水につける
- 最初は底の粉をほどくように混ぜる
- 手首のスナップで15〜30秒点て、最後は表面近くで泡を整える
泡が少なくても、味がきれいなら失敗ではありません。ふんわりした泡は口当たりをやわらげますが、抹茶の香りを楽しむうえで大切なのは、粉と湯がきちんとなじんでいることです。
道具が少ないときは、できる範囲で大丈夫です
茶筅があると泡立ちやすく、口当たりも整いやすくなります。ただ、はじめからすべてをそろえなくても構いません。
まずは茶こし、小さめのボウル、注ぎやすい湯冷ましがあるだけでも、家庭では十分に試せます。お気に入りの一杯が見えてきたら、道具を少しずつ整えていくのも楽しい時間です。
抹茶を選ぶところから見直したい方は、ICHIZENの抹茶一覧も参考にしてみてください。
おいしく続けるための保存のコツ
抹茶は光、湿気、空気、熱に弱い食品です。開封後は袋や缶の口をしっかり閉じ、冷暗所で保管し、およそ1か月を目安に使い切りましょう。
冷蔵庫で保管する場合は、取り出してすぐ開けると結露しやすくなります。室温に少し戻してから開封すると、湿気を避けやすくなります。
抹茶 作り方は、難しい作法よりも小さな調整の積み重ねです。次の一杯では、粉をふるうこと、湯温を少し下げること、そのどちらか一つから試してみてください。
よくある質問
抹茶は茶筅がないと作れませんか?
茶筅があると泡立ちや口当たりを整えやすいですが、必須ではありません。小さな泡立て器やシェーカーでも作れます。まずは粉をふるい、湯となじませることを意識してください。
抹茶を作るお湯は何度くらいがよいですか?
家庭では70〜80℃ほどを目安にすると、苦みが出すぎにくくなります。沸騰した湯を別の器に一度移してから使うと、温度を下げやすく、香りも穏やかに広がります。
抹茶がダマになるのはなぜですか?
抹茶は粒子が細かく、湿気や静電気で固まりやすい粉です。点てる前に茶こしでふるうと、湯となじみやすくなり、口当たりもなめらかに整いやすくなります。
泡が立たない抹茶は失敗ですか?
泡が少なくても、粉と湯がよく混ざり、香りや味がきれいなら失敗ではありません。泡は口当たりをやわらげる要素なので、茶筅を軽く動かして少しずつ整えましょう。
参考文献
- 桑原秀樹『増補改訂 宇治抹茶問屋4代目が教える お抹茶のすべて』誠文堂新光社、2019年、p.127–129
Column
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