宇治抹茶ブランドを比べる見方
監修:株式会社 脇本常香園(宇治茶製造卸・京都)
Share
宇治抹茶のブランドを比べるなら、用途、香味、1服あたりの価格、使い切れる量を確認しましょう。
よく知られたブランドを基準にするのは自然なことです。大切なのは、名前だけで決めず、あなたの飲み方に合う味・用途・価格の見方を持つことです。
まず何を比べると失敗しにくいですか?
抹茶選びでは、ブランド名、等級名、価格だけを見てしまいがちです。けれど、同じ宇治抹茶でも、すっきりした香り、まろやかな旨み、あと口のキレなど、印象は少しずつ違います。
はじめてなら、まず「薄茶で飲みたいのか」「ミルクで割りたいのか」「お菓子にも使いたいのか」を決めてみてください。用途が決まると、必要な香味の方向が見えやすくなります。
- 薄茶中心:香り、旨み、渋みのバランス
- ラテ中心:ミルクに負けない香りと色
- 製菓中心:加熱後の色と風味の残り方
ブランドを比べるときの視点
購入前には、希望する商品の在庫、内容量、配送先への対応、送料も販売ページで確認しましょう。在庫や価格は変わるため、注文時の表示を基準にしてください。
ここで気をつけたいのは、ブランドごとの等級名をそのまま横並びにしすぎないことです。等級名は各社の設計によるため、同じ名前の印象でも、味の濃さや使いやすさが一致するとは限りません。
価格は「1服あたり」で見る
価格を見るときは、内容量だけでなく1回分で考えると落ち着いて比べられます。薄茶なら一般的に約2gを使うため、30gなら約15服分です。
1服あたりの価格は、商品価格を服数で割って計算できます。送料を含めた支払額と、開封後に使い切れる量も合わせて比べましょう。
ICHIZENはどんな宇治抹茶ですか?
ICHIZEN(一禅)は京都・宇治の抹茶ブランドです。京都府井手町で4代続く茶問屋・脇本常香園が抹茶を選び、仕上げています。脇本常香園は、全国茶審査技術段級位の審査技術を持っています。
製粉は、きめ細かく均一な粉になるよう機械で丁寧に行っています。茶筅で点てるときも、ラテにするときも、粉のなじみやすさは扱いやすさにつながります。
ブランドの考え方をもう少し知りたい方は、ICHIZENのブランド紹介も読んでみてください。実際に選ぶときは、商品一覧で用途に合いそうな抹茶から見るのが分かりやすいと思います。
買う前に避けたい小さな勘違い
抹茶は開封後、香りや色が少しずつ変わります。大容量が必ずお得とは限らず、飲む頻度に合う量を選ぶことが大切です。
また、濃く点てればおいしくなるとは限りません。まずは抹茶約2g、湯70ml前後、湯温70〜80℃くらいから試し、苦みが強ければ湯温や量を少し調整してみてください。
あなたの一服に合う基準を
宇治抹茶を比べるなら、ブランド名だけでなく、飲み方、香味、使い切れる量を一緒に見てみてください。
静かに続けられる一服は、案外、そうした小さな相性から見つかります。あなたの毎日に合う抹茶を、焦らず選んでいただけたらうれしいです。
よくある質問
宇治抹茶のブランドを選ぶなら何を見るべき?
まず用途を見てください。薄茶、ラテ、製菓では合う香味が違います。価格は内容量だけでなく、1服あたりの量で比べると判断しやすくなります。
抹茶のグレード名はブランド間で比較できますか?
グレード名は各ブランド独自の設計です。同じような名前でも味や用途が一致するとは限らないため、商品説明の風味、用途、内容量を確認しましょう。
宇治抹茶はラテにも使えますか?
使えます。ラテではミルクに負けにくい香りや色がある抹茶が向きます。まず2〜3g程度から試し、甘みやミルク量で好みに調整してください。
開封後の抹茶はどう保存するとよいですか?
光、湿気、熱、においを避け、しっかり密封して保存します。開封後は風味が変わりやすいため、飲む頻度に合う量を選び早めに使い切るのがおすすめです。
Column
関連記事
セレモニアルグレードの抹茶をまとめて買う前に:表示からわかること・わからないこと
海外の業務用抹茶でよく見る「セレモニアルグレード」という表示からわかること・わからないことと、まとめ買いのときに確かめられる情報で比べる方法をご紹介します。
続きを読む →日本から抹茶を輸入するには?サンプル・取引条件・輸送・通関の進め方
海外で日本の抹茶を輸入したい方へ。サンプル、取引条件、鮮度を考えた輸送、届け先の国の輸入ルール、到着後の保管まで、最初の注文前に準備したいことを整理しました。
続きを読む →キッチンカーで抹茶ラテを出すには?メニュー・道具・開業前の準備
キッチンカーで抹茶ラテを出したい方へ。メニューの絞り方、限られたスペースで使いやすい道具、営業許可などの手続き、材料の保管までを整理しました。
続きを読む →