抹茶 vs コーヒー:カフェインと“穏やかな覚醒”
監修:株式会社 脇本常香園(宇治茶製造卸・京都)
Share
こんにちは、ICHIZENです。朝や仕事の合間に「今日は抹茶にしようか、コーヒーにしようか」と迷うことはありませんか。
結論から言うと、一般的な一杯ではコーヒーのほうがカフェイン量は多めです。ただし抹茶には、香味やうまみ成分によって“立ち上がりが穏やか”と感じる方もいます。
一杯あたりのカフェイン量はどれくらい?
目安として、ドリップコーヒー約240mlにはカフェインが約80〜120mg含まれることが多いです。一方、抹茶は粉末1gあたりおよそ20〜35mg前後がひとつの目安です。
薄茶として抹茶を2g使うなら、カフェインは約40〜70mgほど。つまり、同じ「一杯」でも、コーヒーより控えめになる場合が多いと考えるとわかりやすいです。
ただし、濃茶やラテで抹茶を多めに使うと量は増えます。あなたがどのくらいの粉量で点てるか、どのくらいの抽出量で飲むかが大切です。
なぜ抹茶は“穏やかな覚醒”と表現されるの?
抹茶は茶葉を丸ごと細かく挽いたものなので、カフェインだけでなく、うまみや甘みを感じる成分も一緒にいただきます。代表的なのが、アミノ酸の一種であるテアニンです。
このため、抹茶は苦味だけが前に出るというより、うまみや丸みと一緒に飲む感覚があります。コーヒーのキリッとした立ち上がりに比べ、抹茶を「静かに集中へ入る飲み物」と感じる方がいるのは、この味わいの構造も関係しています。
もちろん感じ方には個人差があります。眠気を必ず防ぐ、集中力が必ず上がる、といったものではありません。
時間帯で選ぶなら、どう飲み分ける?
はじめての方ほど、まずは自分の体感を小さく確かめるのがおすすめです。特にカフェインに敏感な方は、午後遅い時間の濃い抹茶やコーヒーは控えめにしてみてください。
- 朝にしっかり切り替えたい日:コーヒー、または抹茶をやや濃いめに
- 作業前に静かに整えたい日:薄茶を1杯
- 夕方以降:少量、または飲む時間を早めに
抹茶ラテにすると牛乳や植物性ミルクで口当たりがやわらぎますが、抹茶の使用量が増えればカフェインも増えます。「ラテだから少ない」と決めつけないのが小さなポイントです。
抹茶を選ぶときに見たいこと
カフェインだけで比べると、抹茶の魅力は少し見えにくくなります。香り、うまみ、苦味の質、余韻まで含めて選ぶと、日々の一杯に合うものが見つかりやすいです。
ICHIZENでは、京都・宇治の茶 producer 脇本常香園によるシングルオリジンの高品質な抹茶を扱っています。気分や用途に合わせて選びたいときは、抹茶の一覧をゆっくり見比べてみてください。
まとめ:量だけでなく、飲み方で整える
抹茶とコーヒーの違いは、カフェイン量だけではありません。コーヒーは輪郭のある覚醒感、抹茶はうまみを伴う静かな切り替えとして楽しみやすい飲み物です。
あなたの一日に合うのは、どちらでしょうか。まずは粉量と時間帯を少し意識しながら、自分にとって心地よい一杯を探してみてください。
よくある質問
抹茶のカフェインはコーヒーより少ないですか?
一般的な一杯では、抹茶のほうがコーヒーよりカフェイン量は少なめになることが多いです。ただし、抹茶の使用量や濃さによって変わります。
抹茶は午後に飲んでも大丈夫ですか?
午後に飲むこと自体は一般的ですが、カフェインに敏感な方は夕方以降を避けると安心です。まずは薄茶を少量から試してみてください。
抹茶ラテにするとカフェインは減りますか?
ミルクで口当たりはやわらぎますが、カフェイン量は使う抹茶の量で決まります。ラテでも粉量が多ければ、カフェインも増えます。
カフェインを控えたい日はどう飲めばよいですか?
抹茶の粉量を少なめにし、濃茶や大きなラテを避けるのが現実的です。夕方以降は飲む時間を早める、または休む選択もできます。
Column
関連記事

抹茶を点てる道具まとめ|茶筅・茶碗から代用品まで
抹茶を家庭で点てるための道具を、基本の道具、最小構成、代用品の3段階で整理しました。茶筅・茶碗・茶杓・ふるいの役割と、安全に一杯を作るための注意点をやさしく解説します。
続きを読む →
本物の抹茶の見分け方|着色料・産地表示・宇治抹茶の定義
抹茶の着色料、原材料表示、粉末緑茶との違い、宇治抹茶の産地表示を、買う前に落ち着いて確認するためのガイドです。
続きを読む →
抹茶・緑茶・煎茶・玉露の違い早見表
抹茶、煎茶、玉露はいずれも緑茶の仲間です。栽培、製法、形状、飲み方、味、選び方を一覧で比べ、あなたの飲み方に合うお茶を選びやすくまとめました。
続きを読む →